EDEN(WT 1205、WT550)(日本語取扱説明)


World Tour 1205

eden1205

EDENの最高峰ヘッド。EDENのナチュラルでクリアーなサウンドはブレンド可能な独立2ch真空管プリアンプ。エレクトリックとアップライト等2種類のベースによる幅広い組み合わせでの使用も可能。

INPUT1
INPUT2
※どちらに差しても使えます。チャンネル1とチャンネル2の切り替えなどは、下記スイッチにて。

四角くて赤い、四つの小さなスイッチ
左上から、
MUTE」 TUNER OUT以外のすべての信号を出なくします。チューニング時に使用してください。なお、ミュート時にはINPUT1とINPUT2の間にあるLEDが点灯します。
Turbo Boost Switch」  6dBのブーストスイッチです。ソロの時などに。
Single Channel」(左下)  チャンネル1とチャンネル2の切り替えスイッチです。
Dual Channel」 (右下)  ステレオの楽器を両方のINPUTにつないで音を出す時には、このスイッチを押します。これを押すと、上記「Single Channel」スイッチは機能しません。

「GAIN」(上→チャンネル1 下→チャンネル2に対応しています)  楽器からの音をどれくらい取り込むかを決めます。まずは4~5から。

GAINの右側にある上下二つのLIGHT、上はTurbo Boost モードの時に点灯します。アンプ内のどこかでクリップ(過入力)が起こると、下記のLIGHTが点滅するようです。

「Compressor」   (上→チャンネル1 下→チャンネル2に対応しています)
このつまみはコンプレッサーのかかる「Threshold」(スレッショルド)の設定です(レシオは固定。値は不明)。コンプレッサーがかかる音量(dB)を決めるものですが、詳しい動作原理はコンプレッサーというエフェクトを調べてみてください。とりあえず、動作がはっきりとわかるまでは使わないでよいでしょう。左一杯に回しておけばオフです(右側のLIGHTも点灯しません)。

「Enhanse」  (上→チャンネル1 下→チャンネル2に対応しています)。
中低域以外(低域中高域・高域)ブーストするつまみ。エンハンサー(音の輪郭をはっきりさせる効果)というより、いわゆる「ドンシャリ」に近い設定です。なお、このつまみを引くと、コンプレッサーがオフ(BYPASS)になります。スラップを多用する方は、このつまみを(引かずに)半分くらい、もしくはもうちょっと上げとくと気持ち良いかもしれませんね、私は実奏してないので想像ですが。まずはオフにしておきましょう(一番左へ)

※ここから右がTONE CONTROLLセクション。チャンネル1と2でやや動作が異なるので、ここからは別々に。

[CHANNEL 1]
「BASS」 30Hz帯の調整。まずは真ん中にしておきましょう。
「LOW MID」 550Hz帯の調整。まずは真ん中から。
「HIGH MID」  2.2kHz帯の調整。まずは真ん中から。
「TREBLE」  11kHz帯(高い!)の調整。まずは真ん中から。
[CHANNEL 2]  中域が、任意に周波数を設定できる、パラメトリックイコライザーになっているところが、チャンネル1との相違点です。
「LEVEL」  次の「FREQUENCY」で設定される中域の増減。まずは真ん中から。
「FREQUENCY」 中域の周波数の設定(250Hz から 2.5KHz)。
「TREBLE」  11kHz帯(高い!)の調整。まずは真ん中から。

[Dynamic Boostセクション] 四つの赤いスイッチ類
ここもちょっと説明がややこしくなります。「フレッチャーマンソン曲線」に則したイコライジング(人間の耳が感じる周波数ごとの音圧の差を埋める、らしいです)。高音域や低音部分が小音量下では聞こえにくくなることの補正、のような機能。小音量時に押すことにより、音量の大きいときの音像との差を埋めるとのこと。
とはいえ、音量の大きな時でも試してみてほしい風な記述も説明書には記されています。とにかくオンオフして、音色の変化を感じてみましょう。

左上下「Bass」  低音域。周波数不明。複合的な動作をしている可能性あるので、ぜひ耳で確かめてみてください。わからなかったらオフで。
右上下「Treble」 高音域。周波数不明。複合的な動作をしている可能性あるので、ぜひ耳で確かめてみてください。わからなかったらオフで。

左上「AUX IN」   AUXに入力された音と、INPUTされた音(楽器の音)とを合わせる。 リハではまず使わないでしょう。
右上「D.I. LEVEL」 リアパネルにあるD.I. OUTからミキサーなどへ送る信号のレベル。リハでは関係ないです。
左下「BALANCE」 二つのスピーカーの感度が異なってきた場合に調整するつまみ。さわらないようにしましょう(おそらく真ん中になっていると思いますが)。
右下「MASTER」  アンプから出力する音量を決めます。


World Tour 550

wt550

INPUT  ベースからのシールドはこちらに
GAIN  入力量を調整します。目盛り4~5くらいから試してください。このつまみを引くとアッテネーターとなり(左側にあるLEDが点灯します)、-12dBの入力になります。大きな入力のアクティブベースなどを使用するときに。

ENHANCE  中低域以外(低域中高域・高域)ブーストするつまみ。エンハンサー(音の輪郭をはっきりさせる効果)というより、いわゆる「ドンシャリ」に近い設定です。なお、このつまみを引くと、コンプレッサーがオフ(BYPASS)になります。スラップを多用する方は、このつまみを(引かずに)半分くらい、もしくはもうちょっと上げとくと気持ち良いかもしれませんね、私は実奏してないので想像ですが。まずはオフにしておきましょう(一番左へ)

BASS  低音域30Hzのブースト・カットです。まずは真ん中から。

※中央上(上下でワンセットです。上が周波数設定。下がブーストorカット
LOW  30~300Hzの間の周波数を決定します。(その真下にあるつまみで増減をコントロールします)
MID   200~2kHzの間の周波数を決定します。(その真下にあるつまみで増減をコントロールします)
HIGH  1.2kHz~10kHzの間の周波数を決定します。(その真下にあるつまみで増減をコントロールします)

TREBLE 2kHzを中心とした高域帯の調整です。まずは真ん中から。
MASTER アンプから出る音量の調整です。
PHONE  ヘッドフォンでモニターする場合はこちらに差し込みます。
電源スイッチ